| 皇帝ダリアが今年もキレイに咲いています |
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谷川温泉旅行の思い出
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エッセー 母は強かった
母は強かった
「もう我慢できん、登を返してもらってきてくれ」
学校から帰るのを待ちかねていたかのように母が言った。私は鞄を置いてすぐ自転車で家を出た。しかし、3ヶ月前に、父方の伯父が来訪して、よく話し合ったあと、弟は叔母の家へもらわれて行ったのだ。
私の父は南川家の長男でありながら、いろいろな理由で家を出てしまい、末っ子のおとめ叔母さんが跡を継いでいた。だが、あいにく、子に恵まれなかったため、私の弟が養子になるよう、母も納得してのことだった。
いまさら登を返してなんて言えないではないか。私の好きな、おとめ叔母さんに申し訳ない。一方、母は、弟がいなくなってから一ヶ月、目に涙を浮かべて悲痛な想いにふけっている姿が目に焼き付いている。その気持ちも痛いほど分かる。その時、弟は三歳で可愛い盛りであった。二人の心中を察しつつ、約三十分ペダルを漕いだ。
叔母は、弟を負んぶして玄関に出てきた。
「母ちゃんが登を連れて来てって言ったの」
「登はここがええと言うとるわ」
私はそれ以上何も言えず、家に帰って報告すると、
「母ちゃんが行って取り戻してくる!」
母は家を飛び出して行った。あたりはうす暗かった。
夜遅く母は弟を連れて帰って来た。
「おとめ(叔母)の膝の上に座っていたが、しばらくして、そーっと母ちゃんの膝の上に座りに来た。登は我慢していたんだ。もう登を手放さん」
と強く言った。
「もう我慢できん、登を返してもらってきてくれ」
学校から帰るのを待ちかねていたかのように母が言った。私は鞄を置いてすぐ自転車で家を出た。しかし、3ヶ月前に、父方の伯父が来訪して、よく話し合ったあと、弟は叔母の家へもらわれて行ったのだ。
私の父は南川家の長男でありながら、いろいろな理由で家を出てしまい、末っ子のおとめ叔母さんが跡を継いでいた。だが、あいにく、子に恵まれなかったため、私の弟が養子になるよう、母も納得してのことだった。
いまさら登を返してなんて言えないではないか。私の好きな、おとめ叔母さんに申し訳ない。一方、母は、弟がいなくなってから一ヶ月、目に涙を浮かべて悲痛な想いにふけっている姿が目に焼き付いている。その気持ちも痛いほど分かる。その時、弟は三歳で可愛い盛りであった。二人の心中を察しつつ、約三十分ペダルを漕いだ。
叔母は、弟を負んぶして玄関に出てきた。
「母ちゃんが登を連れて来てって言ったの」
「登はここがええと言うとるわ」
私はそれ以上何も言えず、家に帰って報告すると、
「母ちゃんが行って取り戻してくる!」
母は家を飛び出して行った。あたりはうす暗かった。
夜遅く母は弟を連れて帰って来た。
「おとめ(叔母)の膝の上に座っていたが、しばらくして、そーっと母ちゃんの膝の上に座りに来た。登は我慢していたんだ。もう登を手放さん」
と強く言った。
2011年2月23日水曜日
2011年1月26日水曜日
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